石塚観光自動車が保有する富士重工15型R3-P。
筆者にとっては撮影はおろか目撃することすら初めてだったモデルです。これまでも当ブログで多くの古参車を掲載してきた同社の保有車両の中でも最古参にあたり、全国的にも現役なのは貴重な個体のようです。さらに新製導入から転属や登録変更もなく、ワンオーナーで活躍する個体は他に無いのではないでしょうか。
1985年式のP-規制車で、三菱ふそうシャーシに架装されたモデルです。先述のように同社が自社発注にて新製導入した個体ですが、同社でもこの車だけの1台モノです。側窓は全T字+ブロンズガラスの組み合わせとなっており、乗降ドアは折戸を採用しています。ホイールは8穴スチールに純正ホイールキャップを装着です。
車内は4列シート×縦11列の正席45+補助席10の55人乗り(乗員除く)、後部サロン無しの定員重視仕様です。他の車両と同様、屋根付きの車庫で大切に保管されているので外観は綺麗で、内装についても更新が行われたためとても綺麗でした。すでに30年を超える経年車とは思えないほどで、可能な限り長生きしてほしいですね。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →石塚観光自動車 ・登録番号 →水戸22 あ ・925 ・社内番号 → ・車種 →三菱ふそう/富士重工15型R3-P ・形式 →P-MS725S ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →貸切 ・その他 →