新日国際交通が保有する富士重工21M スペースアロー。
同社に在籍する車両はメーカーもさまざまで面白いですね。会社が設立された当初に多く見られた総和観光そっくりのカラーリングですが、この車もデザインが微妙に違うものの白と紺の色遣いは同じです。転入後しばらくは側面の大きな社名ロゴが入っていなかったようですが、現在は独特の書体のロゴが入っています。
年式までは不明ですが、乗降ドアの天地寸法が低いことから富士重工21Mとしては初期のKL-規制車ですね。シャーシは日産ディーゼルで、元々は日本中央バスの高速車として活躍していた個体です。側窓は1番と5番が固定・2~4番T字+スモークガラスの組み合わせとなっており、ホイールは住金製8穴アルミを履いています。
車内は4列シートが並んでおり、公式側の後部にはトイレを備えています。今は使用停止扱いでしょうが、新製時に装備していたものの名残でしょうね。乗降口周りのサービスボックスの壁紙も新製時から変わっておらず、独特の色合いが目立ちます。よくよく見てみると各部に傷みや修復の跡がみられるのが残念ですが…。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →新日国際交通 ・登録番号 →足立200 か 2993 ・社内番号 → ・車種 →日産ディーゼル/富士重工21M スペースアロー ・形式 →KL-RA552RBN ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/後部トイレ ・用途 →貸切 ・その他 →大阪府乗入規制適合車