帝産観光バスが運行していたエアロキング。
今年8月から10月末までの間、“君の名は。カフェバス”と題して東京都内で運行されていた1台。その名の通り有名映画とのタイアップ企画で、WILLER株式会社が改造したレストランバスを使用しその運行を帝産観光バスが請け負っていたものです。期間限定とはいえ、同社にとってはU-MU以来のエアロキングとなりました。
2009年式のBKG-規制車で、元を辿れば「堺200か244」の新製登録でWILLERの高速車だった1台です。レストランバスへの改造に当たって2階部分の天井はオープントップ化され、1階部分は客席から調理用のキッチンへと大きく変貌しています。側窓も夜行時代のスモークガラスではなく透明なものに交換されています。
レストランバスとして新潟での運行開始から沖縄・熊本と各地を転々としており、それまで赤系のラッピングだった外装は今回の運行では初めて専用のラッピングが施されました。ホイールはトピー工業製 新型エクスモードの10穴アルミを履いており、フロントの社名表示窓には高速バス時代からのLED表示器が残っています。
車内は2階部分にテーブル形式で32席分の客席が配置されています。また別に乗務員用の座席も設けられ、先述のように1階部分に客席はありません。厨房では電気による調理器具のみが設置され、原則として調理は停車中に行われます。ちなみに今回の同社では運転士1名とガイド2名が乗務する形で運行されていました。
☆車両情報☆ ・運行事業者 →帝産観光バス ・登録番号 →品川200 か 3166 ・社内番号 → ・車種 →三菱ふそう/エアロキング ・形式 →BKG-MU66JS ・クーラー →サブエンジン式 ・車内仕様 →2階→4列シート 1階→キッチン ・用途 →貸切 ・その他 →