防長交通が保有するセレガFD。
グループ会社の近鉄バスで活躍していた当時のままのカラーリングで移籍したセレガFDです。元は関西空港へのリムジンバスだった個体で各種ロゴ類の消去と、白のラインの一部の塗り分けが変えられています。同様の転属車は同社に何台か入っていますが、全国的には初代セレガの高速車もかなり少なくなりましたね。
1996年式のKC-規制車で、ホイールベースが短縮されリアバンパーの形状が変更された後のモデルになります。近鉄バスでは「大阪22あ7491」の登録番号を付けていた個体で、クーラーは屋根上搭載のデンソー製直結式を採用しています。側窓は全て引き違い式のメトロ窓が特徴で、ホイールは10穴スチールを履いています。
車内は4列シート×縦11列の正席45+補助席10の55人乗り(乗員除く)、トイレなしの定員重視仕様です。現在も都市間高速車として使用されているため、新製時から内装も手を加えられておらず、方向幕式の行先表示器もそのまま活かされています。この仕様で自社カラーを纏った個体はないだけに、それも見てみたいですね。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →防長交通 ・登録番号 →山口200 か ・716 ・社内番号 → ・車種 →日野/セレガFD ・形式 →KC-RU3FSCB ・クーラー →直結冷房(屋根上搭載) ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →高速 ・その他 →