大分バスが保有する西工90MC S型。
関西圏在住の筆者にとってはこの車を順光で撮影できる機会はなかなかなく、貴重な記録になりました。最近は新車が続々と入っている同社の都市間高速車の中では、そう遠くないうちにに置き換えの対象となりそうな1台です。全国的にみても珍しい日野シャーシと西工90MC S型ボディの組み合わせが同社らしい特徴ですね。
1996年式のKC-規制車で、U-代よりもホイールベースが短くなった後のモデルになります。先述のように日野シャーシに架装されたハイデッカーのS型ボディで、フロントガラスが1枚モノ・乗降ドアは折戸になっています。側窓は1~4番T字・5番固定+グリーンガラスの組み合わせとなっており、ホイールは10穴スチールです。
車内は2-1配列の偏心3列シートが並んでおり、トイレは非公式側の中央部床下に備えています。九州の昼行高速バスらしい仕様ともいえますが、徐々にこの配列の車も減ってきているのが現状ですね。4灯あるヘッドライトのうち、外側のものがLEDタイプに換装されているのが注目で、まだ当分は第一線で活躍してくれそうです。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →大分バス ・登録番号 →大分22 か 2023 ・社内番号 →12720 ・車種 →日野/西工90MC S型 ・形式 →KC-RU3FSCB ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →偏心3列シート/中央部床下トイレ ・用途 →貸切 ・その他