九州急行バスが保有する西工ネオロイヤル02MC C-機
この車までは三菱ふそうシャーシを一貫して導入し続けていた同社ですが、ポスト新長期規制適合に合わせて西工ボディの架装に対応するのが日産ディーゼルだけになったことで登場した1台です。この頃はまだ純正ボディよりも西工ボディにこだわりを持っていたものと見られ、車内も特徴的な仕様が引き継がれています。
2006年式のPKG-規制車で、尿素SCRシステム搭載モデルとなります。従来の三菱ふそうシャーシ架装車と比べ、乗降ドアは折戸になり、側窓は上下幅拡大仕様ではなくなりました。窓割は全T字+スモークガラスの組み合わせとなっており、クーラーはデンソー製床下サブエンジン式です。ホイールは8穴スチールを履いています。
車内は2-1配列の偏心3列シートが並び、公式側の中央部床下にトイレを備える仕様です。同社といえばこの車内仕様でしたが、最近の新車は4列シートになり、この配列を持つのはPKG-代の西工車が最後になってしまいました。また、KL-代の三菱ふそう車とは違って公式側中央部のトイレ横にあった非常口は無くなっています。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →九州急行バス ・登録番号 →福岡200 か 1454 ・社内番号 → ・車種 →日産ディーゼル/西工ネオロイヤル02MC C- ・形式 →PKG-RA274RBN ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →偏心3列シート/中央部床下トイレ ・用途 →高速 ・その他 →