奈良交通が保有する富士重工7HD。
保有車両の大半が日野車で占められ、他メーカーの車両は希少な存在となる同社。最近でこそジェイバスの設立に伴っていすゞ車も多くなってはいますが、そんな中で最も貴重といえるのがこの1台でしょう。日産ディーゼルシャーシ+富士重工ボディを持つ個体としては唯一の存在で、このカラーとの組み合わせが新鮮です。
2000年式のKC-規制車で、自社発注車で導入された個体です。導入当初から奈良市内の定期観光用として活躍しており、そのため乗降ドア脇の表記も“乗合”となっています。側窓は全て開閉可能なT字窓にブロンズガラスの組み合わせとなっており、足回りは8穴スチールホイールにホイールキャップを装着しています。
車内は4列シート×縦8列の正席33席、補助席の数は不明ですが後部サロンはありません。一般貸切では使用されないのでそれほど走行距離も嵩んでいないと思われ、年式と比較して程度はかなりいいでしょうね。前輪タイヤハウスの右脇には「FHI富士重工」のバッジも残っており、これからも大切に活躍してほしい1台ですね。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →奈良交通 ・登録番号 →奈良200 か ・・94 ・社内番号 → ・車種 →日産ディーゼル/富士重工7HD ・形式 →KC-RP250FBN ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →乗合 ・その他 →