中国バスが保有するエアロクイーン掘
当モデルを高速路線に定期的に運用している事業者としては貴重な存在となる一台ですね。連番登録の僚車と合わせて2台が活躍しますが、いずれも自社発注ではなく他社で貸切車として活躍していたものを転入後に乗合化改造を施しています。どちらも転入元は同じですが、仕様が異なっているのは興味深いですね。
1993年式のU-規制車ですが、2007年に車体更新を受けたため社番はそれに合わせた番号になっています。元は両備バスの貸切車だった個体で、側窓はブルーベンドガラスが特徴の1番と5番が固定・2~4番T字の組み合わせです。クーラーは三菱重工製床下サブエンジン式を搭載し、ホイールは8穴スチールを履いています。
車内は4列シートが並んでおり、貸切時代と変わらず後部には回転式サロンを備えているようです(使用不可の可能性はあり)。トイレはなく、近距離の昼行路線向けになっているため、現在は福山駅⇔広島空港を結ぶ空港リムジンバスのほぼ専属で運用されています。かつてには京都線“みやこライナー”で運用された頃もありました。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →中国バス ・登録番号 →福山200 か ・302 ・社内番号 →F07389 ・車種 →三菱ふそう/エアロクイーン ・形式 →U-MS821P ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →高速 ・その他 →