鞆鉄道が保有する富士重工21S スペースウイング。
3軸車の富士重工17S スペースウィングSW-が廃車になってしまった今、同社の貸切車のフラッグシップ車でしょうか。元々2台が導入された当モデルですが、知らない間に僚車の「福山230あ338」は登録抹消となっており、唯一の存在になってしまいました。スーパーハイデッカー車としてはこの車を含め2台の在籍です。
2003年式のKL-規制車となり、先述のように2台が導入されました。同社の富士重工製貸切車としては最後に導入されたグループで、この後は三菱ふそう車が入っています。側窓は全て開閉可能なT字窓に濃色ブロンズガラスの組み合わせで、クーラーはデンソー製床下サブエンジン式、ホイールはアルコア製8穴アルミです。
車内は4列シート×縦11列の正席45+補助席8の乗客定員53名、後部2列には回転式サロンを備える仕様となります。同社では後部サロン付き車は数少ない存在で、大型12m車では2台のみです。非常によく磨かれており、足回りはタイヤも含めてピカピカ、富士重工や日産ディーぜルのメーカーエンブレムも残る貴重な個体です。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →鞆鉄道 ・登録番号 →福山230 あ ・337 ・社内番号 →N3-337 ・車種 →日産ディーゼル/富士重工21S スペースウィング ・形式 →KL-RA552RBN ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →貸切 ・その他 →