西日本鉄道が保有するNew エアロクイーン。
既に出遅れた感もありますが…筆者はようやく初撮影となりました。同社の夜行バスとしては看板路線ともいえる東京線“はかた号”の専用車として、それまで活躍してきたエアロキングを置き換えるべく2014年12月に導入された車です。外装デザインは汎用夜行車と同じながら、専用のロゴとゴールドのイラストが特徴です。
2014年式のQRG-規制車で、公式側後方のルーバー開口部が大型化されたモデルです。社番はエアロキングと同じ番号を引き継ぎ、「福岡200か3030」の僚車が「0001」を付けています。夜行高速ハイウェイライナー仕様がベースで、側窓は全固定+グリーンガラスの組み合わせ、ホイールはアルコア製10穴アルミを履いています。
車内は先代専用車と同様に独立2列シートが前方に4席配置され、個室型の“プレミアムシート”として販売されています。後方については独立3列シートの“ビジネスシート”となり、エアロキングの1階席にあった4列配置のエコノミーシートは無くなりました。各シートともマジカルテクニカ製のもので、バスにおける採用例はこの車が初めてかと思われます。なお、トイレは通常の夜行仕様車と同じ非公式側の中央部床下にあります。
・保有事業者 →西日本鉄道 ・登録番号 →福岡200 か 3036 ・社内番号 →0002 ・車種 →三菱ふそう/エアロクイーン ・形式 →QRG-MS96VP ・クーラー →直結冷房(床下搭載) ・車内仕様 →(前方4席→)2列シート(個室タイプ) (後方→)独立3列シート/中央部床下トイレ ・用途 →高速 ・その他 →