北都交通が保有するエアロバス。
同社の空港リムジンバス用車両では、富士重工21Mの大量導入の影響でいよいよ少数派となってきたMS8系エアロバスです。かつてはいろいろな事業者から転入してきていましたが、それらもあっという間の置き換えでした。同社の標準デザインでもある三菱ふそうメーカーサンプルカラーがもっともよく似合うモデルですね。
年式は不明、KC-規制車と思しき1台です。前事業者でも都市間高速車として使用されていた車で、乗降ドアの上部内側には行先表示器の跡が残っています。側窓は1~4番T字・5番固定+ブロンズガラスの組み合わせ、クーラーはデンソー製床下サブエンジン式です。ホイールは前後でメーカー違いの8穴アルミを履いています。
車内は4列シート×縦11列の正席45席、補助席の数は未確認ですがトイレはありません。同社への移籍車の中にはトイレの装備を残したまま使用停止扱いとしている車も多い中、この車については設備そのものを撤去して座席が増設されているのが特徴です。屋根上には換気扇こそ残っているものの、見事な改造ですね。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →北都交通 ・登録番号 →札幌200 か 3678 ・社内番号 → ・車種 →三菱ふそう/エアロバス ・形式 →KC-MS829P ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →リムジン ・その他 →