京浜急行バスが保有するセレガR FD。
首都圏では既に見かけることが困難になってきたKL-代の車で、同社でも着々と数を減らしているようです。夜行高速車については予備車を除けばほぼ全廃に近く、空港連絡車も数えるほどしか残っていないと思われます。この車もフロント周りの塗装の褪色が目立ちますが、おそらく更新を受ける頃なく廃車になるのでしょう。
2004年式のKL-規制車で、元々は「品川200か1090」の登録で大森営業所に新製配置された個体です。空港リムジン用ということでクーラーは屋根上搭載のデンソー製直結式、床下トランクは3スパンです。側窓は1~4番T字・5番固定+グリーンガラスの組み合わせとなっており、ホイールは10穴スチールを履いています。
車内は4列シートが並んでおり、公式側の後部にトイレを備えた中距離路線向けの仕様になっています。現在は新子安営業所の所属となり、撮影時は羽田空港発の君津・館山行きに入っていました。同社がこの頃導入した空港リムジン車の中では、乗降扉にスイングドアを装備する車は珍しい存在で新鮮な印象でした。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →京浜急行バス ・登録番号 →横浜200 か 3702 ・社内番号 →J4417 ・車種 →日野/セレガR FD ・形式 →KL-RU4FSEA ・クーラー →直結冷房(屋根上) ・車内仕様 →4列シート/後部トイレ ・用途 →リムジン ・その他 →