伊予鉄南予バスが保有するブルーリボンFD。
同社といえばまだまだ古参車が現役で活躍しているイメージが強いですが、やはり貸切車といえばこのブルーリボンでしょうか。それでも残っている数はそれほど多くないようで、中にはリムジンバス用に転用された車はカラーリングが変更されてしまったりと、外観を含めて原型を留めているこの個体は貴重な存在でしょうか。
1988年式のP-規制車で、全長が少し短い11mクラスです。導入当時、走行環境が厳しい四国島内ではフルサイズの車両は扱いにくい背景があったようです。側窓はブルーベンドガラスが特徴で、1番と5番が固定・2~4番T字の窓割との組み合わせです。ホイールは8穴スチールを履き、純正ホイールキャップを装着しています。
車内は4列シート×縦11列の正席45席、補助席あり・後部サロン無しのシンプルな仕様です。赤系のシートモケットに白いヘッドレストカバー、内装には新製時からの歴史を感じさせます。全長が短い分、シートピッチが狭いですがフットレストを装備していたのは驚きでした。エンブレム類がそのまま残っているのも良いですね。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →伊予鉄南予バス ・登録番号 →愛媛22 か 1730 ・社内番号 → ・車種 →日野/ブルーリボンFD ・形式 →P-RU637BB ・クーラー →床下サブエンジン式 ・車内仕様 →4列シート/トイレなし ・用途 →貸切 ・その他 →