南海バスが保有するエアロバス。
同社の昼行高速車として残る車で、サザンクロスカラーを纏う貴重な1台です。同社のMS8系エアロバスとしては最古参かと思われ、いつ置き換えられても不思議ではなくまだ残っているのが意外なくらいです。またサザンクロスカラーのエアロバスの一部で白色に塗り替えられているフロントバンパー下部もまだ黒色のままです。
2001年式のKL-規制車で、新製時から一貫して堺営業所に配置されている車です。おそらく昼行高速車としては最後のサザンクロスカラーで導入されたもので、側窓は1~4番T字・5番固定+濃色ブロンズガラスの組み合わせとなっています。クーラーはデンソー製床下サブエンジン式、ホイールは住金製10穴アルミを装着です。
車内は4列シートが並んでおり、公式側後部にトイレを備えています。フロントバンパー部に車間距離警報装置「ディスタンスウォーニング」が付いているのが特徴です。新製時から徳島線の専用車ですが、撮影時は特別に東京線の行先を出していただきました。また、新製時は方向幕だった行先表示はLEDに交換されています。
☆車両情報☆ ・保有事業者 →南海バス ・登録番号 →和泉200 か ・203 ・社内番号 → ・車種 →三菱ふそう/エアロバス ・形式 →KL-MS86MP ・クーラー →直結冷房(屋根上搭載) ・車内仕様 →4列シート/後部トイレ ・用途 →高速 ・その他 →※車庫内で特別に許可をいただき撮影。